「空き家問題」
2020年09月24日
「空き家」問題。
じつのところ「終活」の一つでもあります。
「空き家」となるケースのひとつとして「相続時」があります。
☆自宅所有者が高齢となり、自宅に居住する事が出来ない事となった際、
「いずれは自宅に戻る!」
「親族が親の家を勝手に売却してしまう、解体してしまう事は出来ない。」
「所有者自らが判断してくれるよう、親族から相談することが心情を考えると難しい。」
☆相続時
・ほとんどのケースでは相続人も高齢です。
(相続人とは貰う側の人、被相続人は渡す側の人)
・相続人はすでに自宅があり、親の家に住むことは難しい。
現状、問題となりやすいのが「家を引き継ぎのは誰か、管理していくのは誰か」といった「押し付け合い」です。
荒れた、手のつけられない空き家を減らしていくひとつの方法として、
「財産を持ち(自宅、土地)所有している個人個人」が「終活」を考え、
「親族に迷惑をかけないよう」家を建てる時から考えておく事が必要です。
自分の親に
「家を売ってよ」
「誰も住まないから壊してよ」
と、言わせたくはない、言いたくないかと思います。
元気な時から親族へ自ら相談し、良い「終活」を進めていくことが理想であります。
「遺言書」や「終活ノート」等に書き遺す事もひとつの大きな手段です。
「親が家族の為にと建てた、買った家」を争いの種にすることを避ける為にも、親族の皆様で考え、相談をして欲しいと心から願います。
家を所有した時、既に「家族たちへの責任」を持つ事になります。
抱えるのは住宅ローンだけではありません。
私も家族の事を考え、自宅を守り、その時が来ても家族を守る事を心がけ生きていく所存であります。